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小金井市の平和への取り組み

はじめに

「こがねいデジタル平和資料館」の開館によせて

令和7年3月小金井市

我が国は過去の戦争によって、多くの尊い命が失われ、深い傷跡が残されました。私たちは戦争の悲惨さを決して忘れてはなりません。そして、平和な社会を築き、次世代に継承していく責任があります。
戦後80年となりますが、戦後長い年月が経つにつれ、戦争の悲惨さを語り継ぐことが難しくなり、戦争の悲惨な記憶が風化することが懸念されています。

小金井市では、昭和57年に市議会において「非核平和都市宣言」を行い、核兵器廃絶と世界の恒久平和を願うことを目的に、毎年8月を中心に「非核平和映画会」や「原爆パネル展」、市民に広島を訪問して被爆の実相に触れていただく「平和行事参加の旅」などの各種非核平和事業を実施してきました。

また、私たち市民が戦争の愚かさと平和の尊さについて考える特別な日が必要との考えから、平成26年12月18日に「小金井平和の日条例」を制定し、戦争の悲惨さを深く体験した昭和20年3月10日の東京大空襲の日にちなみ、3月10日を「小金井平和の日」と定めました。そして、その日を中心として、平和意識の高揚を図るため、平成27年度より「小金井平和の日記念行事」を実施し、その中で、平和作文コンクールにおける受賞作品の表彰と朗読、「平和行事参加の旅」の参加者による報告発表、戦争体験者による体験談、平和音楽会などを行ってきました。

本年、「小金井平和の日」制定から10周年となることを記念し、市民との協働により「こがねいデジタル平和資料館」を開館しました。
「こがねいデジタル平和資料館」は、戦争体験者の証言や手記と市内の戦争遺産などをデジタル化して記録・保存し、ホームページ上に公開したものです。戦争体験者の高齢化が進む現在、体験談を動画として記録し、後世に伝えることは喫緊の課題である中、市民の方々が協働事業として小金井市にご提案いただいたことで実現に至った貴重な取組です。このデジタル平和資料館開館にご尽力いただいた関係者の皆様、そして、貴重な体験談や資料をご提供いただいた市民の皆様に、心より感謝申し上げます。

本資料館に収められた、体験談や戦争遺産などをご覧いただいて、戦争の悲惨さや平和の大切さを感じていただくことにより、未来の子どもたちに平和を引き継いでいくために、共に「平和」について考え、一人ひとり何ができるかを考え行動するきっかけとなる機会になることを心より願っています。

令和7年3月
小金井市